2011年03月29日

ヌチヌスージサビラ―命のお祝いをしましょう

かつて小那覇舞天が南の島で三線を
かき鳴らして歌った
ように,静かに
心配するのをやめて,楽しむことを
はじめないといけないと思いました.

どうしてこんなに悲しいときに歌う
ことができるの? 多くの人が家族を
失ったのに,なぜお祝いをしようと
言うのですか,と問われれば,ただ
舞天のことばを繰り返すことが力を
取り戻す術となるのでしょう.少し
悲しくても,生き残ったものがただ
生き残った命のお祝いをして元気を
取り戻せ.さあ遊ぼうじゃないかと.

少し心を落ち着かせるために,そう,
セルフケアも含めて,桜にまつわる
歌を一日中流していました.きっと
同じ歌を誰かがいつか聴いたはずで,
思い出を頼りにまた同じ心を持って
明日を見つめる助力になればと思い.

以下セットリストを並べておきます.

いきものがかり『花は桜 君は美し』
野狐禅『桜』
渡辺美里『さくらの花の咲くころに』
Pizzicato Five『さくらさくら』
John Williams『Sakura Variation』
中島みゆき『桜らららら』
さだまさし『桜桜咲くラプソディ』
Saori@destiny『sakura』
川本真琴『桜』
櫻田宗久『恋の呪文はヤムヤムヤム』
伊藤智恵理『パラダイス・ウォーカー』
山川ユキ『カメラのさくらや』
宇多田ヒカル『SAKURAドロップス』
ヒカシュー『零桜 こぼれざくら』
楠トシエ『かっぱ黄桜』
SCANDAL『SAKURA グッバイ』
森山直太朗『さくら(独唱)』
POLYSICS『チェリー』
The Ebisu Singers『Cherry & Raquel』
KOTOKO『さくらんぼキッス』
GOING UNDER GROUND『桜が咲いたら』
大塚愛『さくらんぼ』
さだまさし『さよならさくら』
大阪パフォーマンスドール『チェリー・パレード』
capsule『さくら』
山崎ハコ『桜の日』
EGO-WRAPPIN'『くちばしにチェリー』
アンジェラ・アキ『サクラ色』
AKB48『桜の花びらたち(チームA Ver.)』
ANCHANG『チェリー』
PUFFY『サクラサク』
aiko『桜の時』
松田聖子『チェリーブラッサム』
Chara『Cherry Cherry』
中島みゆき『紫の桜』
スピッツ『チェリー』

命のお祝いをしましょう,また冬が
終わって春が来ます.生き残ったら
惜しまずに笑いましょう,そうして
寝て起きて目覚めたらどうやっても
明日が来るのです,どんな悲しみも
長い時間をかけてトゲを丸めていき
やがて忘れるのではなく乗り越える
ことができるはずです.少なくとも
ぼくはそう信じて,今日一日音楽を
聴いていましたよ.元気を出してね.

夕方友人から届いたメールで,今回
詩人の役割とは何かを考え続けてた
ところへのひとつの見解をいただく.
社会の役割分担ではなく,あくまで
自分の言葉を自分の言えるかたちで
自分の言える時に言う,という姿勢.
言葉の生理学に忠実であろうとする
努力,体質こそが詩人なのであると.

自分の中に差し込まれた種を大切に
守ってゆこうと,気づかされました.
どうもありがとう.いい友人を持ち
幸せであります.現実を把握しよう,
自分の言葉と自分の心で.少しずつ
努めてゆきます.これまでに読んだ
本の数だけ,自分の言葉を信じます.

shiromal
posted at 22:13

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